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団体信用保険VS生命保険に関して

秋吉智紀

投資目的・居住目的で不動産購入を検討中で
経験者に相談したい方は以下より

今回は不動産投資における団体信用生命保険と普通に入る生命保険の優劣に関して、筆者なりに考察していきます。

キーワードは【団体信用生命保険】【終身保険】

ー団体信用生命保険とはー

ご存知の方も多いとは思いますが、不動産投資をするにあたって銀行から借り入れを起こす際に、団体信用生命保険(団信)に加入することができます。

団信とは・・・

住宅ローンの契約者が返済中に亡くなってしまったり、高度障害状態になってしまったりしたときに、ローンの残額を肩代わりしてもらえる保険です。
ローン契約者に万が一のことが起こっても、残された家族が住宅ローンの返済で経済的に困らないようにするための生命保険の一種だと言えます。

ー生命保険とはー

次に、生命保険を考える上で知っておくべきことは保障期間・貯蓄性により、終身保険と定期保険に分かれるということです。

終身保険

保障 一生涯
支払い期間 一生涯払い続けるか支払い期間を決めて払込か選択肢がある
返戻金 払込が終了するタイミングなら保険料と同額+α
保険料 保険料が一定で高額

定期保険

保障 一定期間
支払い期間 定めた一定期間払い続ける
返戻金 ほぼ返ってこない
保険料 一定期間終了後に更新を行うと保険料が値上げされます
しかし、終身保険に比べ保険料は安価

ー団信VS生命保険ー

どちらとも生命保険なのですが、上記を踏まえて優劣を考察していきたいと思います。
団体信用保険は性質上、終身保険と定期保険の間に位置していると思いますが、終身保険と比較をしていきます。


<条件>
年齢30歳 払込(ローン)終了65歳
終身保険:保障額2000万の場合、保険料3.5万円/月
団信(不動産投資):築10年、好立地、価格2000万、フルローン、35年、金利1.8%(団信0.1%)、返済金額6.4万円/月 
※終身保険と同額を積み上げるものとする


5年間
終身保険 支払い金額累計3.5×12×5=210万円 
団信 CF予想0円/月 支払い金額0円、残債1780万
判定 死亡した場合、どりらも変わらずではないでしょうか。。


10年間
終身保険 支払い金額累計3.5×12×10=420万円
団信 CF予想0円/月 支払い金額0円、残債1550万
判定 死亡した場合、築20年の物件のほうが2000-420=1580万円より高く売れるんではないでしょうか。


20年間
終身保険 支払い金額累計3.5×12×20=840万円
団信 CF予想△0.5円/月 支払い金額累計60万円、残債1010万
判定 死亡した場合、築30年の物件だと2000-840+60=1220万円より高く売れるんでないでしょうか。


35年間
終身保険 支払い金額累計3.5×12×35=1470万円
団信 CF予想△0.8円/月 支払い金額累計204万円、残債0
判定 この場合に死亡した場合、どちらも変わらずといった内容です。


こういったシュミレーションをしてみると、あまり大きな違いは見られない結果となりました。
しかし、死亡した場合のシュミレーションですので、死亡ではなく途中解約の場合だと払戻金が少ないので、終身保険の方が圧倒的に不利になります。


また、終身保険の方だと、月々に払う金額があり、手持ちでもっておくことができないことから有事の際に金策に困ってしまいます。
ただ、団信だと年数が経てば、保険金額が下がってしまいますので将来的に誰かに残そうと考えているのであれば、途中で何か対策を考えないといけないです。

ー総括ー

今回は団信と終身保険のシュミレーションをしてみて優劣を考察してみました。
死亡した場合を考えるとあまり保障額に差はありませんでしたが、そうでない場合、手持ち資金や途中解約のリスクを考慮すると大幅に団信がお得ではないかと思います。


日本人は必要以上に保険の内容を手厚くし、将来に向けて投資すべき原資を貯められない人が多くいます。
保険の大事さはもちろん分かりますが、必要最低限にとどめるようにし、団信という選択肢もあることを知ってもらえればと思います。

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秋吉智紀
商社勤務

投資目的・居住目的で不動産購入を検討中で
経験者に相談したい方は以下より