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住宅ローン比較の前に知っておきたい!住宅ローン金利の変動要因3選

やまぴー

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必ず知っておきたい!金利の変動要因

お忙しいところ本記事をお読みいただきありがとうございます。ご存知の方も多いと思いますが、住宅ローンを組む際あるいは比較をする際に金利というのは非常に大事です。もはや金利のみを気にすべきといっても過言ではないほどです。その理由は当然ながらですが、住宅ローンというのは金額が非常に大きく、期間も長いからです。前置きが長くなってしまいましたが、本記事では金利への影響力の高い変動要因3つに関して説明させていただきます。

  • ①景気
  • ②金融政策
  • ③地政学的リスク

①景気

皆さんもなんとなく感覚的には、景気の変動と金利には相関性があるということは把握しているのではないでしょうか。ここではその感覚的部分を経済学的に説明させていただきます。

若干話がそれてしまうのですが、モノの価格というのは需要と供給によって決まります。需要が高まれば価格は上昇しますし、低くなれば価格は下落します。供給が多くなれば価格は下落しますし、少なくなれば価格は上昇します。(このことに関して詳細が気になる方は「需要曲線・供給曲線」という言葉でお調べください)このことは金利にも当てはまります。要するにお金の需要が高まれば金利は上昇しますし、需要が低くなれば金利は下落します。またお金の供給が多くなれば金利は下落しますし、供給が少なくなれば金利は上昇します。このことは非常に重要ですので常に念頭に置いてください。

話を本題の景気と金利の変動に戻させていただきます。景気が良い時というのは基本的に給料も上昇していますし、将来に対して明るい未来をイメージしている人も多いためお金の需要は高まります。よって金利は上昇します。逆に景気が悪い時というのは給料もあまり上昇しなかったり、将来に対して暗い未来をイメージしている人も多いため、お金の需要は低まります。よって金利は下落します。将来的な景気がどのようになるのか予測をした上で(非常に難しいですが)住宅ローンを組んでいただければと思います。

②金融政策

金融政策といっても多種多様なものが存在しますが、ここでは以下の3つに関して説明させていただきます。

  • Ⅰ政策金利
  • Ⅱ預金準備率
  • Ⅲ買いオペ・売りオペ

Ⅰ政策金利

中央銀行(日本の場合は日本銀行)が民間の銀行にお金を貸し出す際の金利のことです。日本銀行は銀行の銀行といわれますが、それは銀行にお金を貸しているからです。中央銀行及び政府はこの政策金利を動かすことによって景気をコントロールしています。具体的には景気が悪い時はお金があまり使われていない状況ですので、金利を下げることによって消費や投資を促し、景気を良くしようとします。逆に景気が良い時はお金が多く使われている状況ですので、金利を上げることによって、消費や投資を多少抑制することにより、過度なインフレーション(物価上昇)を防ごうとします。

Ⅱ預金準備率

預金残高が1600億円以上の金融機関は預金の一定以上の割合を中央銀行(日本銀行)に預ける義務があります。預金準備率とはその割合のことです。景気が悪い時は預金準備率を低くすることにより、金融機関が貸し出しをしやすい状況を作り、消費や投資を促進させます。逆に景気が良い時は預金準備率を高くすることにより、金融機関の貸し出しにくい状況を作り、過度な消費や投資を抑制させます。

Ⅲ買いオペ・売りオペ

買いオペとは買いオペレーションの略であり、中央銀行(日本銀行)が市場より債券・手形等の有価証券を買うことです。これにより市場に流通するお金の量を増やし(お金の供給が増える)、消費や投資を促進させる狙いがあります。

売りオペとは売りオペレーションの略であり、中央銀行(日本銀行)が市場で債券・手形等の有価証券を売ることです。これにより市場に流通するお金の量を減らし(お金の供給が減る)、過度な消費や投資を抑制する狙いがあります。

ここまで3つの金融政策に関して説明させていただきましたが、日本はバブル崩壊後20年以上に渡り景気がそれほど良くない状況が続いていますので(最近復調気味?)、売りオペ等はあまり聞きなれない言葉だったのではないでしょうか。金融政策の舵取り次第で景気というのは非常に変わるため、日本銀行並びに政府には適切な判断をしていただきたいですね。

③地政学的リスク

主に戦争・紛争やテロのリスクのことです。幸運なことに日本はそれほどこれらのリスクに直接的なさらされることはあまりありませんが、原油輸出国である中東や、世界経済への影響力が非常に大きいアメリカが地政学的リスクにさらされることにより日本の住宅ローンにまで影響が及びます。このことは以前の時代とは異なり世界経済が密接に関わっており、影響を与えあっているといっても過言ではないのではないでしょうか。

続いて地政学的リスクにさらされると金利がどのように変動するのか説明させていただきます。仮に日本が地政学的リスクにさらされると、日本の先行きが不安となり市場において日本円への需要が下がるため、金利は下落します。ただもし仮に戦争が始まった場合、過去の歴史的に戦時中は金利が上昇する傾向があります。一方中東が地政学的リスクにさされると、原油の輸出量が減る(原油の供給量が減る)可能性があり、原油価格は上昇します。原油というのは飛行機・自動車の燃料となるだけではなく、プラスチックの原料でもあるため、原油価格が上昇するということは企業がサービスを提供するためのコストが上昇するということでもあります。そうすると当然景気は悪くなり、前述の通り金利も下落します。

最後まで本記事をお読みいただきありがとうございます。今回は住宅ローン金利の変動要因として①景気、②金融政策、③地政学的リスクをピックアップさせるいただきましたが、他にも外国金利、為替等多く存在します。住宅ローンというのは莫大な金額となりますので、住宅ローンを組む・比較する際はこれらの変動要因を念頭に置き、今後金利がどのように変動するかを予測することが重要です。また金利がどのように変動するかを予測することは非常に難しいため、仮にどのように変動したとしても大丈夫な状況を作ることが最も重要です。本記事が僅かでもその状況作りに役立てたのであれば幸いです。

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やまぴー
コンサルタント

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