金融機関によって住宅ローン金利は全く異なる!
お忙しいところ本記事をお読みいただきありがとうございます。本記事をお読みいただいている方は、まさにもうすぐ家を購入しようと思われているのではないでしょうか?家を購入する際はほとんどの方は住宅ローンを組みます。そして住宅ローンは金融機関により全く違います。本記事では金融機関ごとの住宅ローンについて以下の4つのタイプ別に説明させていただきます。
- ①メガバンク厳選3選
- ②地方銀行厳選4選
- ③ネット銀行厳選4選
- ④ノンバンク系厳選2選
①メガバンク厳選3選(2018年9月時点)
おそらくですが馴染み深い方が多いであろうメガバンクに関して以下の3つの金融機関の住宅ローンに関して説明させていただきます。
- Ⅰ三菱UFJ銀行
- Ⅱ三井住友銀行
- Ⅲみずほ銀行
Ⅰ三菱UFJ銀行
三菱グループの中核を担う超巨大金融機関。国内の金融機関では預金残高・貸出残高共に一位である。一方海外にも40か国以上に拠点を持っている。
変動金利 :0.820%~0.975%
当初10年固定金利:1.400%
Ⅱ三井住友銀行
こちらも三井住友グループの中核を担う超巨大金融機関。他のメガバンクと比べると融資までのスピードが早い特徴がある。極めて余談になるが、作者は三井住友銀行の吉高由里子のCMをよく真似している。
変動金利 :0.820%~0.975%
当初10年固定金利:1.400%
Ⅲみずほ銀行
皆さんもご存知の通り、「One MIZUHO」戦略があまりに有名。みずほグループ一体となって消費者にサービスを提供していく姿勢は時代の流れにマッチしている。
変動金利 :0.720%~1.275%
当初10年固定金利:1.000%~1.550%
ご覧の通りみずほ銀行が最も低く住宅ローンを組むことができます。一方三菱UFJ銀行と三井住友銀行は変動金利・当初10年固定金利共に金利は全く同じです。携帯の大手3キャリア(docomo・au・Softbank)にも当てはまることですが、その業界の大手会社が設定する価格や金利が似通っているということは往々にあります。(まさに価格カルテルですね)また基本的に全ての金融機関にて変動金利よりも固定金利の方が金利が高く設定されています。
②地方銀行厳選4選(2018年9月時点)
お住まいの地域に根差した金融機関であり、場所によってはメガバンクよりも利用されている地方銀行のうち、厳選した以下の5つの金融機関に関して説明させていただきます。
- Ⅰりそな銀行
- Ⅱ横浜銀行
- Ⅲ十六銀行
- Ⅳ八千代銀行<現在は合併しきらぼし銀行>
Ⅰりそな銀行
最もメガバンクに近い存在といっても差し支えないほどの巨大金融機関。東京に多くの支店を持っており、預金残高も地方銀行の中では随一。
変動金利 :0.470%~2.475%
当初10年固定金利:0.695%~3.350%
Ⅱ横浜銀行
文字通り横浜に多くの支店を持つ金融機関。横浜ベイスターズや横浜Fマリノスとコラボした預金や金利等を提供すると顧客獲得に繋がりそう。(既に行っていたらすいません)
変動金利 :0.600%~2.475%
当初10年固定金利:1.075%~2.950%
Ⅲ十六銀行
岐阜県・愛知県を中心とした地方銀行の雄。関東ではそれほど支店は見かけないが、東京にも支店を持っている。
変動金利 :0.600%~2.475%
当初10年固定金利:0.800%~2.950%
Ⅳ八千代銀行<現在は合併しきらぼし銀行>
現在は東京都民銀行・新銀行東京と合併しきらぼし銀行となっている。今後人口が減っていく中で、地方銀行は合併が相次ぐことは間違いない。
変動金利 :0.600%~2.475%
当初10年固定金利:0.775%~2.850%
非常に多くの地方銀行がある中で、規模が大きく金利が低い地方銀行をピックアップさせていただきました。メガバンクと比較した際に金利に幅があることが特徴といえると思います。低い金利で住宅ローンを組むことができるかは本人の属性や総資産によるため、無駄遣いは控えたいところですね。また基本的には地方銀行よりもメガバンクの方が金利は低いということも覚えておいていただければと思います。
①ネット銀行厳選4選(2018年9月時点)
近年台頭が激しい店舗を持たないネット銀行のうち、厳選した以下の4つの金融機関に関して説明させていただきます。
- Ⅰ住信SBIネット銀行
- Ⅱ楽天銀行
- Ⅲイオン銀行
- Ⅳソニー銀行
- Ⅴ新生銀行
Ⅰ住信SBIネット銀行
ネット銀行といえば住信SBIネット銀行といっても過言ではないほどに有名。作者もグループ会社であるSBI証券を利用している。
変動金利 :0.457%
当初10年固定金利:1.260%
Ⅱ楽天銀行
皆さんご存知である楽天グループの金融機関。楽天・楽天カードと共に楽天経済圏を作るうえで非常に重要な存在といえるのではないだろうか。
変動金利 :0.527%~1.177%
当初10年固定金利:1.198%~1.848%
Ⅲイオン銀行
金融のイメージなどまるでなかったイオングループの金融機関。イオンほど豊富な販売チャネルを持っており、キャッシュを持っている企業であるとどんなビジネスもやろうと思えばやれるのではないかと思わせる一例だと作者は思っている。
変動金利 :0.570%
当初10年固定金利:0.690%
Ⅳソニー銀行
今となってはソニー生命・ソニー損保等金融のイメージがあるソニーグループであるが、こちらもイオングループ同様に金融のイメージはあまりないソニーグループでもキャッシュが豊富にあれば、金融のビジネスを行うことはできてしまうのである。
変動金利 :0.457%
当初10年固定金利:0.960%
店舗を持たないネット銀行はその分コストが少ないため、低い金利で貸し出しても利益を確保することができるます。そのため、メガバンク・地方銀行と比較すると金利は非常に低いです。ネット銀行を利用することに得体の知れない抵抗感がある方もいらっしゃるとは思いますが、食わず嫌いをせず一度住宅ローンの審査を依頼することも良いのではないかと思います。(決してネット銀行の回し者ではありません)
④ノンバンク系厳選2選(2018年9月時点)
ノンバンクとは、通常の銀行とは異なり預金の受け入れを行っておらず、住宅ローンの貸付を中心に行っている金融機関のことです。ノンバンクという言葉をあまり聞きなれない方も多いかと思いますが、本記事では以下の2つのノンバンク系金融機関を説明させていただきます。
- ⅠARUHI
- Ⅱ財形住宅金融
ⅠARUHI
あまり知名度はないが上場をしている立派な大企業。【フラット35】という35年間ずっと固定金利であるローンに特化した金融機関。
変動金利 :0.900%~1.100%
当初10年固定金利:1.350%~1.550%
Ⅰ財形住宅金融
変動金利は取り扱っておらず、固定金利のみ取り扱っている特殊な金融機関。また他の金融機関とは異なり、厚生労働大臣登録福利厚生会社であり、社会的な面も持ち合わせている。
変動金利 :取扱い無し
当初10年固定金利:1.060%
ARUHIは近頃駅中で広告を出しており、目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。一方財形住宅金融は、財形住宅金融が出資している企業の社員さん限定にお金を貸し出している特殊な金融機関です。もしお勤めの会社が財形住宅金融の出資会社であった場合は、一度お話を聞いてみることをオススメいたします。
本記事ではメガバンク・地方銀行・ネット銀行・ノンバンク系の4つの金融機関のタイプ別に金利を比較させていただきました。当たり前ですが、住宅ローンを組まれる際は金利が低いところから借りた方がいいです。そして実際に借りられる際の金利というのはその金融機関に相談してみないと分かりません。そのため多くの金融機関に資料請求をし、比較することが非常に重要だと考えております。住宅ローンというのは非常に大きな金額になりますので、妥協することなく行動していただければと勝手ながらに思っております。末筆となりますが最後までお読みいただき誠にありがとうございました。