学習

不動産投資3つの事例から学ぶ 失敗原因と対処法

やまぴー

投資目的・居住目的で不動産購入を検討中で
経験者に相談したい方は以下より

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

お忙しいところ本記事をお読みいただきありがとうございます。不動産投資は他の投資と比べ、必要となる金額が桁違いであることに加え、自己資金ではなく銀行ローンを組み行うことが多いため特に投資を始める前の準備が重要となります。成功から学ぶことは多々ありますが、失敗から学ぶことも多々あると私は思っております。そこで本記事では不動産業界で起きた有名な以下の3つの事件を説明させていただきます。

  • ①かぼちゃの馬車事件
  • ②TATERU事件
  • ③耐震強度偽装事件

①かぼちゃの馬車事件

多くのニュースで報道されていたため、ご存知の方も多いかと思いますが、改めて「かぼちゃの馬車事件」について説明させていただきます。この事件はスルガ銀行が開催していたかぼちゃの馬車という名称の不動産投資セミナーに端を発します。かぼちゃの馬車とはスマートデイズという会社が運営するシェアハウスの名称のことであり、スルガ銀行から高金利の融資を受け、その融資にてかぼちゃの馬車を購入し、入居者からの家賃収入にてスルガ銀行からの融資を返済しつつ利益を上げることができるというビジネスモデルでした。しかし実態はスルガ銀行が利益を上げるために、かぼちゃの馬車の購入者に高金利かつ多額のローンを組ませたり、本来であればローンを組むことができない人にローンを組ませるために預金額を水増ししていたといわれています。そして入居者が満員であるうちはローンを返済しても利益は出ますが、入居者が少なくなると高金利のローンの返済に苦しめられるという方が多発しました。

話を分かりやすくするため細かい部分は省略させていただきましたが、以上が「かぼちゃの馬車事件」の概要です。

失敗原因

スルガ銀行の行き過ぎた営業方針と金融機関としての意識の低さが原因だと考えております。まず営業方針に関してですが、お客様のことを考えずに自分たちの利益のみを考えていたことは想像に難くありません。また金融機関としての低さに関しては、文字通り自分たちがただの一般企業ではなく、経済の根幹を担い、時には人の人生をも左右する存在だという自覚が抜け落ちていたのではないかと思います。

ここまでスルガ銀行のみについて述べさせていただきましたが、これはかぼちゃの馬車を実際に販売していたスマートデイズにも同じことがいえると思います。金融機関や不動産会社には自分たちの利益のみを追求するのではなく、自分たちの社会的役割を認識した上で企業活動をやっていただきたいと思っている次第です。

対処法

実際に私の友人さんがかぼちゃの馬車のセミナーに参加したことがあるのですが、このビジネスモデルでは上手くいくわけがないと思い、そのセミナーを途中で抜けたそうです。その友人がなぜそのような判断が付いたかというと、しっかりとした知識を持っていたからです。不動産投資に限らず知識があることにより防げる失敗は多いため、知識を身に着けることが重要な対処法だと思います。

②TATERU事件

「かぼちゃの馬車事件」と比べるとそれほどメジャーではありませんが、それでも業界には大きな影響を与えましたので、説明させていただきます。不動産会社である株式会社TATERUの社員が不動産投資物件購入者である男性の預金額を改ざんし、銀行に提出したことが発覚し、その男性は銀行からローンの契約が解除されてしまいました。その男性は株式会社TATERUに対して違約金として1200万円の支払いを要求しましたが、実際に支払われたのは100万円のみとなっております。これが「TATERU事件」の概要です。

失敗原因

「TATERU事件」に関しましても、「かぼちゃの馬車事件」同様にどんな手段を使っても営業ノルマを達成すべきという業界体質が起こした事件かと思います。「TATERU事件」に関しては購入者に落ち度はないため、前述の業界体質の被害者となってしまう形となってしまいました。

対処法

こちらに関しては我々購入者が対処するのは難しいですが、対処法として信頼できる不動産会社の担当者を人づてに紹介してもらうということが挙げられると思います。不動産会社を紹介してもらうのでなく、担当者レベルで紹介してもらうという点がミソです。会社レベルですとどうしてもTATERU事件のようによろしくない担当者になってしまう可能性があります。担当者レベルで紹介してもらうことにより、そのようなことを防げるかと思います。

③耐震強度偽装事件

不動産投資とは若干話がそれますが、一時期世間をこれでもかというほど騒がせました「耐震強度偽装事件」を最後に紹介させていただきます。これは建築会社ヒューザーが耐震強度を偽装していることを知りながら物件を販売していた事件です。ちなみに元1級建築士である姉歯秀次氏が耐震強度を偽装しており、当時マスコミは連日姉歯氏を叩いていました。余談になりますが、耐震強度を偽装していた物件は東日本大震災を受けてもびくともしていなかったそうです。

失敗原因

当然ながら建築会社ヒューザー・姉歯氏どちらにも原因があると考えております。まず建築会社ヒューザーに関してですが、自分たちの利幅を大きくするために、耐震強度を偽装している物件を売るということは言語道断です。家というのはその人の人生において最も重要な買い物ですので、しっかりとした倫理観が必要です。この事件の原因は色々あるかと思いますが、やはり倫理観の欠如が原因だと思います。続いて姉歯氏に関してですが、建築会社ヒューザー等から圧力を受けたにせよ、その圧力やお金に屈することなく公明正大な仕事をしていただきたかったなと思います。原因としては仕事に対するプロ意識の欠如かと思います。

対処法

建築に関する知識のない一般の方々が物件の耐震強度のような細部を見抜くのは難しいですが、挙げるとすれば信用度の高い不動産会社の物件を買うということが重要かと思います。そして信用度の高い会社としては(一概にはいえませんが)大企業・人づての紹介・権威のある賞を受賞している等が挙げられると思います。

以上3つの事例をご紹介させていただきました。私は物事の失敗には必ず原因があり、全てが必然だと思っております。今回ご紹介させていただきました3つの事例も起こるべくして起きた必然の出来事だと思っています。反面教師にするというわけではないのですが、皆様も不動産投資をやられる際はくれぐれもお気を付けください。私でよろしければいつでもご相談ください。末筆となりますが最後までお読みいただきありがとうございました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
やまぴー
コンサルタント

投資目的・居住目的で不動産購入を検討中で
経験者に相談したい方は以下より